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肺気腫

肺気腫について、症状や治療法などを解説しています。

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肺気腫の重症度


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○重症度の分類法
肺気腫の重症度の分類は、肺気量測定(スパイロメトリー)の検査で、予測値に対する1秒量の割合(%FEV1)をみます。閉塞性換気障害では息を吐くことが難しいため、吐き出せないで肺に残る空気が増えて、1秒量(最初の1秒間で吐き出せる空気の量)は低下します。そのため、数値が低いほど重症ということになります。
軽症…80%以上
中等症…80%未満50%以上
重症…50%未満30%以上
最重症…30%未満、または50%未満で酸素の割合が少ない(血液ガス分析で酸素分圧が60Torr以下)場合
また、数値での分け方だけでなく、自覚症状としてどの程度息苦しいのか、運動量が低下してしまっているのか、悪化を繰り返しているか、などを合わせて実際の治療方針を決定します。
 
○重症度による症状の違い
肺気腫は、徐々に進行していく病気ですから、軽症と重症では大きな違いがあります。
軽症の段階では、活動すると少し息苦しい程度で、日常生活にもほとんど支障を来すことはありません。しかし、徐々に肺活量が落ち、酸素不足の状態が進行すると、ちょっとした動作でも息が苦しくなり、酸素を吸わないと日常生活を送ることが難しくなります。その場合は、酸素をつけながら生活する在宅酸素療法(HOT)の適応となります。
また、進行すると体力も落ちて痩せたり、酸素不足によって心臓に負担をかけて心不全を合併する場合もあります。
さらに、肺気腫は、急性増悪と言って急激に悪化する場合があるので、注意が必要です。
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