肺気腫の痛み
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肺気腫は、肺の中の微小な組織である肺胞が破壊されることで酸素の吸入や二酸化炭素の排出が困難になるのだが、特には胸の痛みなどはあまり感じない。ただ、深呼吸するだけでも息苦しくなったり、いくら頑張っても体に力が入らないというようなことがあり、精神的は大きな痛みを感じる病気である。
【肺気腫が怖いのは”重症化するまでは痛みもなく症状が出ない” という点】
肺気腫という病気はかなり重症化するまでは痛みどころか症状らしい症状が出ないのが普通である。だがこのように自覚j症状がないことが治療の機会を逸することになり、それ故にこれほど危ない病気はないとも言えるのである。
さらに、その主な発症原因がタバコということもあり、症状が出るのは早くても十年くらい後という実に気の長い病気でもある。それゆえにスモーカーはその危険性に気づいていないか、あるいは気づかないふりをしているのである。
タバコを吸うだけで、いずれはかなりの確率で発病する可能性がある恐ろしい病気なのだが、ヘビースモーカーでありながら発病に至らず寿命で亡くなる人も多く、そのことがスモーカーに自分だけは大丈夫という錯覚を与えるのである。実際、二十年くらいも喫煙を続けても何も起きない人がほとんどであり、その危険性を問題にする人はほとんどいないのである。
でももし痛みでもあれば警告になるのだが、肺気腫はかなり症状が進んだ状態でも、若干疲れやすくなったり、動いたあと息切れしやすくなるという程度で、普通の人は問題にしない程度なのである。
また、潜伏期間が長いため、そうした症状を見る頃にはかなりの年齢に達しており、多くの人は歳のせいにしがちなのである。しかし、その間にも肺気腫は次第に進行しているのである。したがって喫煙家としては、できるだけ早い時期の禁煙が必要なのである。
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