肺気腫による息苦しさ
sponsored links
肺気腫疾患の症状で最も大きなウェートを占めているのが息苦しさと呼吸困難である。したがって普段から何かにつけて息苦しさを感じる人は要注意である。
こうした傾向がある人で喫煙者ならすぐに禁煙しなければならない。それでも息苦しい状態が続くようならまず肺気腫であると思ってまちがいない。それほど肺気腫と息苦しさの因果関係は大きいのである。
【ほんの少しの動作でも息苦しくなる】
肺気腫患者が息苦しくなる状態をおそらく健常者が想像することはできないだろう。それはほんのちっとした体の運動でも、必ず息苦しさと呼吸困難を覚え、日常的にその苦痛から逃れられないのである。
これは気管支の末端についている肺胞と呼ばれるまるでぶどうの房のような組織が壊れてしまい、その結果肺胞は弾力性を失って伸縮運動ができなくなるからなのである。伸縮運動ができないということは吸ったり吐いたりすることによって可能になる肺のガス交換が不可能になるのである。
現在、肺気腫の患者は約22万人いるが、潜在患者は40歳以上だと実に670万人に及ぶという凄さである。こういう人たちは20~30年かけてジワジワ病気に侵されていき、自覚症状がほとんどないため途中で気づく人は稀にしかいない。
だが少しの動作でも息苦しさを感じるようになったら時すでに遅しである。そのときはすでに肺飽は壊れており、一度壊れたものはたとえその後すぐ禁煙しても二度と元の状態に戻ることはないからだ。息苦しさ以外にも次のような症状があったら肺気腫を疑っていい。
・風邪をひいていないのに咳が出る ・風邪にかかっていないのに痰が出る
・階段を昇ると すぐ息苦しくなる ・人のペースにあわせて歩くと息苦しい ・痩せてきている
PR
sponsored links

Post your Comment
sponsored links