肺気腫の移植手術
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病状が進んだ重症の肺気腫患者に対しては薬物治療だけでは効果が期待できず、こうした患者には外科による手術しか他に方法はない。現在では手術による肺気腫の治療法は2種類がある。その一つは肺を移植する方法である。
はっきり言って破壊されてしまっている肺胞を元に戻すことはできない。したがって肺の機能を取り戻すには悪くなった肺を正常に機能する肺と取り替えるしかないのである。肺治療の先進国欧米では年に1000件ぐらいのドナーから譲り受けた肺の移植手術が行われている。これは移植手術を要する疾患の中ではトップの数を占めている。
【肺気腫の外科手術はどこまで進んでいるのか】
一方現在の日本では、・京都大学 ・東北大学 ・岡山大学などが肺移植手術を行うことが可能な施設とされている。だが残念ながらいまだに肺気腫患者などへの肺移植手術が脳死ドナ-から肺の提供を受けて行われたケースはないようである。
これはドナーの数が少ないことも原因だが、度を越した喫煙者の肺とか、肺炎などの感染歴のある肺は移植にふさわしくないことや、脳死や脳死プロセスで肺が何らかのダメージを受けている可能性があったりして、移植可能な肺の数が少ないことも原因である。
こうした傾向jは今後大きく変わることはないと予想されているので先行きは決して明るくはない。こうした状況下で、これに代わるものとして期待されているのが肺減量療法と呼ばれる新しい治療法である。これは簡単に言うと、破壊された患部を切り取り全体の容量を縮小して肺機能を元に戻
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